弔電の文例 厳選2選(お葬式の電報)

弔電

訃報(ふほう)は突然届くもの。

人が亡くなるのはいつも突然のできごとです。だから準備はむずかしい。
亡くなった方のお通夜、告別式に参加できればよいですが、参加できないときは弔電(ちょうでん)を送ります。お葬式に届く電報です。
弔電を送るときに困るのが弔電に書く文章ではないでしょうか。

普段から用意しているものではないので、急に書くことになったとき、何を書けばよいか困ってしまうことがあります。

実際に私もそうでした。義理の伯父が急に亡くなったとき、遠方でどうしても葬儀に出席できなかったので、弔電を送ることにしました。いくつもサイトを調べて、何時間もかけて数行の電報を送ったことがあります。

ここでは、電報各社の例文・文例を調べ尽くした経験を元に、
弔電の文例について、独自の視点でご紹介いたします。

お急ぎの方へ

すぐに弔電を出す必要がある、お急ぎの方のために、
おすすめの文例を1つ用意いたしました。

友人、知人、会社関係のご家族が亡くなった場合と、親類が亡くなった場合とで分けています。葬儀に向かう自分の立場が異なるからです。親類が亡くなった場合は親族として葬儀に出席することになりますので、弔電の文章もそれに合わせて変えたほうが自然になります。

それぞれ状況に合う方をご確認ください。

友人、知人、会社関係

友人、知人、会社の関係者のご家族(もしくはご本人)が亡くなられた場合、
どんな場面でも使える文例として、私がおすすめするのはこちらです。

ご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。
ご遺族の皆様のお悲しみをお察し申しあげますとともに、
故人のご冥福を心よりお祈りいたします。

親族や会社関係で何回かお葬式に参列しそこで読まれる弔電を聞いていて、自然でかつ哀悼の気持ちが表現できていると感じた文面を一部書き換えたものです。

硬い表現を使っているので、会社関係で弔電を送ることにも問題なく使用できますし、ご遺族のことを気づかっているので、友人、知人へも送ることができます。

この他、基本的な文例をNTT東西 D-MAILのサイトからピックアップしました。他の電報会社の文例も似通った文面が並んでいます。

お急ぎの場合は下記から選んでも間違いはないです。

ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申しあげます。 7501
ご逝去の報に接し、心から哀悼の意を捧げます。 7502
悲報に接し、悲しみにたえません。心よりご冥福をお祈りいたします。 7503
在りし日のお姿を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。 7504
ご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。 7505
ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。 7506
ご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。安らかにご永眠されますようお祈りいたします。 7507
ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申しあげます。ご家族の皆様が心を合わせて、強く生きられますようお祈りいたします。 7508
ご逝去の知らせを受け、ただただ、驚いております。ご生前のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈りいたします。 7509
いつまでも、いつまでもお元気で長生きしてくださるものと思っておりました。在りし日のお姿を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。 7510

(右側の番号は、NTT東西 D-MAILの文例番号です。)

親族

次に、親族の葬儀に参列できない場合、
あまり硬い表現になってしまうと、他人行儀になってしまうので、親戚に送る弔電としては望ましくないです。

そこで、おすすめの文例は、故人との思い出を語るような内容にしています。

ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげます。
優しい笑顔、共に過ごした日々が思い出され、
深い悲しみでいっぱいです。
遠くから手を合わせ、安らかにご永眠されますよう、
お祈りしております。

親族が故人の場合は、故人のことをよく知っていると思いますので、具体的な思い出やエピソードを書いてもよいと思います。

ところで、長文の電報をNTT東西から送ると、料金が高額になってしまいます。NTT東西の電報サービスは、文字数に比例して料金が高くなるからです。

そんなときは、例えば、VERY CARDやハート電報などの電報会社から送付してはいかがでしょうか。
文字数に関わらず、一律の料金で電報を送ることができます。

VERY CARD 弔電ページ

ハート電報 弔電ページ

故人を特定する「●●様」と入れたい場合

文例では「●●様のご逝去を悼み、」といったような故人を特定する形式の文がたくさん紹介されています。
「●●様」には、故人の敬称を書くのですが、
この敬称は、電報を受け取る喪主と故人との関係を示します。

例えば、故人が喪主の実父の場合、
「●●様」は、ご尊父(そんぷ)様、お父様、
となります。

他の敬称の呼び方は、こちらを参照してください。

弔電の送り方 – 弔電で使う敬称

 

多くの文例を参考にしたい

時間に余裕があるならば、たくさんの文例を見て、オリジナルの文章を作成してもよいかもしれません。

こちらに各社のリンクを掲載しています。こちらから各社の文例ページをたどれば、効率よく文例を見て回れます。
各社の文例サイトの特長も示していますので、参考にしてください。

電報の文例 (リンク集)
電報を送るとき、自らの言葉で、そのときの状況にあったメッセージを送れたらよいのですが、 普段と異なる言葉遣いで、短い文字数で、自分のイメージするメッセージを作るのは難しいのではないでしょうか。 そういうときは、電報会社の文例を参考に...

 

親族が亡くなったとき

親族が亡くなったけれどどうしても葬儀に参加できないときにも弔電を送ります。
このとき、文章の内容は一般的なものから少し変えて、思い出を含ませるとよりよい弔電になると思います。

親族ですから、必ずしも硬い文章にしなくてもよいですので、過去の思い出を具体的に述べると、葬儀に参加していた人にもその思いが伝わります。

伯父が亡くなったとき、私は遠方にいてどうしても葬儀に参加できませんでした。
子供の頃、いとこと遊んぶときに伯父はいつも一緒に遊んでくれました。
大きくなってからも入学の保証人になってもらったり、大変お世話になりました。

葬儀に参加する私の親からは、「弔電を送ってくれればいいよ。」と言われたので、生まれて初めて弔電を打ちました。
何を書いたらいいのかわからなくて、WEBサイトをいくつも調べました。
ただ、WEBサイトの文例に書かれているような文章では、ちょっと硬すぎますし、伯父との思い出がたくさんあったので、足りないと感じました。
そこで、子供の頃に遊んでもらったことを思い出して文章にしました。
いとこと一緒に公園で遊んだことや、旅行に連れて行ってもらったことです。
最後に、
「今後あえなくなり残念です。遠方で葬儀に駆けつけることができず、申し訳ないですが、遠方よりご冥福をお祈りしています。」
などと書いて送りました。
電報にしては長文になった記憶があります。

告別式では、私の電報を読んでくれたみたいで、親戚のみなさんから「感動した。いい弔電だった。」と褒められました。
弔電を書くのに結構時間がかかりましたが、時間をかけてよかったと思います。

お葬式はなにかと単調に過ぎてしまうものですが、心のこもった弔電で、故人との思い出を再度思い出すことで、よいお葬式にすることができるのではないでしょうか。

親族ですので、文章は硬くする必要はありません。
むしろ素直な思いを伝えたほうが心に残るものになります。
弔電には下記のような注意事項がありますが、それにあまりこだわらずに書いてもいいのではないかと個人的には思います。

弔電の本文における注意事項、忌み言葉・忌語について

思い出を沢山書いて文章が長くなったときは、文字数に関わらず一律の料金で送付できる電報会社がおすすめです。

VERY CARD 弔電ページ

ハート電報 弔電ページ

また、弔電の料金を低く抑えたい場合は、以下に各社の再低料金をまとめていますので、参考にしてください。

弔電(ちょうでん)を安く送りたい - 安い弔電台紙の一覧
弔電(ちょうでん)を送るときに気になるのが、送るのに必要な費用と台紙のデザインです。弔電はシンプルな(安い)ものでも十分に気持ちが伝わりますので、いろんな台紙を見て受け取る人が気に入るようなデザインの台紙を選びましょう。

親族への弔電文例セレクト

親族への弔電は、自らの思い出を書いたほうが望ましいですが、
そうは言っても文章を書くのが苦手だったり、なかなかよいエピソードが思い出せないこともあります。

そんなときのために、各社の例文から、思い出のこもった文例をセレクトいたしました。

こちらも参考にして、よい弔電をお送りください。

VERY CARD

突然の訃報に接し、呆然としております。
最後のお別れにも伺えず、残念です。
ご生前の笑顔ばかりが思い出されます。
どうぞ安らかな旅立ちでありますようにと
遥かな地よりご冥福をお祈りいたします。
SN46
○○ちゃん、私たちの傍に長い間いてくれてありがとう。
私の話を笑顔できいてくれる○○ちゃんが大好きでした。
天国にいってしまうのは寂しいけれど、
ゆっくりと休んでください。
そして私達みんなを見守っていてね。
SN73

 

NTT東西 D-MAIL

会いたい、会いたいと思っておりましたのに、こんな突然のお別れになってしまいました。悔しくてなりません。ご冥福をお祈りいたします。 7618
突然の悲報に胸がはりさけそうな思いでいっぱいです。 優しく接していただいた数々の思い出が走馬燈のように浮かんで 参ります。お別れは辛く、とても淋しい気持ちですが、 感謝とお礼の心でお見送りさせていただきます。 7485
訃報に接し、悲しみでいっぱいです。いつもうれしそうな笑顔で 迎えてくれたおばあちゃん。私達をどんなに大切に思ってくれていたか、いつも胸の中にあります。おばあちゃんのように 優しく、力強く生きていきます。天国から見守っていてください。 7486

 

ハート電報

体調が優れないとは聞いていましたが、
まさかこんなに早くお別れが来るなんて、
信じられない気持ちでいっぱいです。
思いやりにあふれ、多くの人を愛し、
愛された○○さんのことを、決して忘れません。
お疲れ様でした。本当にありがとう。
No.1115
○○様の訃報に接し、大変驚いております。
いつまでもお元気で長生きしてくださるものと
思っておりましたので、残念でなりません。
共に過ごした日は、
今も私にとって大切な思い出です。
心よりご冥福をお祈りいたします。
No.1349

 

ほっと電報

ご訃報に接し、今はただご生前の優しい笑顔ばかりが思い出されます。どうぞ安らかな旅立ちでありますよう、お祈り申しあげます。 Z010
ご逝去のお知らせを受け、驚きと共にお元気だったころの豪快な笑い声を思い出しています。まだご指導を仰ぎたいことがたくさんあったのにと痛惜の念でいっぱいです。心からご冥福をお祈りいたします。 Z011

 

でんぽっぽ

いつまでもお元気でいてくださると思っておりましたので、ご逝去のお知らせにただ驚くばかりです。在りし日のお姿を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。 8511
こんなに早い別れになるなんて信じられないよ。 ●●さんともっともっと語り合いながら 泣いたり笑ったりしたかった。 沢山の優しさをありがとう。 穏やかな旅立ちでありますように。 8532

 

電報屋のエクスメール

突然の悲しいお知らせに、呆然としております。最後のお別れにも伺えず、残念でなりません。今は、ご生前の笑顔ばかりが目に浮かびます。どうぞ安らかな旅立ちでありますように。遥かな地よりご冥福をお祈りいたします。
謹んで哀悼の意を表します。いつまでもいつまでもお元気で長生きしてくださるものと思っておりました。また再び会いたいと思っておりましたのに、こんな突然のお別れになってしまい、悲しくてなりません。故人と一緒に過ごした日々は、大切な思い出であり、私たちの励みとなっております。在りし日のお姿を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。
突然の悲報に、何も手につかず、元気だった頃の思い出だけが次々と思い出され、涙が止まりません。一目お会いすることもできない今の自分の境遇を、恨まずにはおられず、ただひたすら○○○様のご冥福を心からお祈りするだけです。○○○様、今まで本当に有難う。今はゆっくり休んでね。そして私たちのことを今まで通り、見守り、励ましてください。安らかにご永眠されますようお祈りいたします。

 

まとめ

弔電の例文・文例について述べてきました。

弔電はお葬式という厳かなお悔やみの場所で読まれるものです。
弔電が届いたという事実が大事であったりしますので、
友人、知人、会社関係への弔電はマナー違反にならないように硬い文章で、文例をそのまま用いるのがよいでしょう。

一方、親族の葬儀へ弔電を送る場合は、故人との思い出を文章にして送ることで、故人をより一層偲ぶことになります。突然のことで時間もない中ですが、自分の気持を素直に伝えてはいかがでしょうか。

最後に、訃報は急な連絡で届き、葬儀までの時間が少ないことが多いと思いますが、弔電の発送手続きはなるべく早くしておきましょう。できればお通夜の前日までに、遅くとも告別式に間に合うように、お通夜当日までに手続き完了しておきたいです。

もし、葬儀に間に合わない場合は、弔電またはお悔やみの手紙を初七日までに送りましょう。

参考:
弔電の送り方 – 弔電が葬儀に間に合わなかった場合