スプートニク日本の記事によると、
日本の大洪水の犠牲者を哀悼するために、ロシアのプーチン大統領が安倍首相に電報を送ったとのことです。
プーチン大統領が電報を送ったというニュースがまたありました。
少し前にもプーチン大統領がトルコのエルドアン氏大統領再選に祝電を送ったという記事がありましたが、なぜ「プーチン大統領が電報を送った」というニュースが多いのでしょうか。
今回のプーチン大統領から安倍首相への電報ですが、元ネタは、ロシア連邦大統領府の発表のようです。
こちらがその発表。
最初の一文は、
Vladimir Putin sent a message of condolences to Prime Minister of Japan Shinzo Abe over the great loss of life and serious damage caused by the floods and mudslides in western Japan.
と書いてありますが、どこにも電報=telegramとは書いてありません。
「哀悼の意(condolences)のメッセージを送った。」です。
上記は、英語版のWEBサイトの記事なのですが、ロシア語版のサイトもあります。
その記事はこちらです。
最初の文
Владимир Путин направил Премьер-министру Японии Синдзо Абэ телеграмму с выражением соболезнований в связи с многочисленными человеческими жертвами и масштабными разрушениями, вызванными наводнениями и оползнями в западных районах Японии.
何がなんだかわかりませんが、
これをgoogle翻訳にかけてみたところ、
ウラジミールプーチン大統領は、安倍晋三首相に、西部の洪水や土砂崩れによる数々の人的被害や大規模な破壊に哀悼の意を表する電報を送った。
となりました。「電報」という言葉が出てきました。
「電報」は、ロシア語では「телеграмма」(チリグラーマと読むらしい)と書くようなので、原文の「телеграмму 」が、それに当たるのだと思います。
原文には、「電報を送った」という表現が用いられていることがわかりました。
現在のロシアで、電報がどのくらい使用されているのかわかりませんが、その言葉は頻繁に使われているであろうことがわかります。
もしかしたら、日本のようにロシアでも電報文化がまだ続いているのかもしれません。