結婚式で祝電をもらうと、受け取った二人はすごく幸せな気持ちになります。
披露宴では電報を読み上げる時間があり、披露宴を盛り上げます。
ぬいぐるみ電報やバルーン電報は、披露宴で飾られることもあり、
会場を華やかにすることにも一役買うことができます。
結婚式の祝電を送る場面
結婚式と披露宴に参加できないときは、電報を送ることが多いです。
新郎新婦をお祝いしたいときは、電報で気持ちを伝えることができます。
会社が社員に送る場合、同じ部署のメンバー一同が送る場合、
学校の先生が結婚するときに生徒一同が送る場合などを、見かけたことがあります。
これらに限らず、新郎新婦をお祝いしたい気持ちがあるときに電報を送れば、
その気持はきっとお二人に届きます。
結婚式の祝電の送り方
最初に確認すること
結婚式に電報を送る場合は、最初に下記を確認します。
- 披露宴の会場と、日時
- 新郎新婦のフルネーム(旧姓も)
祝電のお届け日時
披露宴の開始に間に合わせるために、
- 披露宴が午前中の式の場合は、
前日に式場へ届くように手配
(前日が式場の休みや、前日受取ができない式場もありますので、
事前に式場へ問い合わせする方が安心です。) - 披露宴が午後の場合は、
午前中、遅くとも披露宴が始まる2時間~1時間前までには届くようにしましょう
電報会社や、送る電報の種類によって、配送にかかる時間が異なるので、
ある程度余裕を持って申し込みましょう。
宛先(住所)
披露宴会場にします。
宛名(受取人)
普通、結婚式はご両家のお名前で挙げるものなので、
新郎新婦の両名を宛名とします。旧姓を使うことが一般的です。
どちらかにのみ面識がある場合は、
面識のある方の名前のみでも問題ありません。
また、新郎新婦宛ではなくそのご両親宛に送る際は、
受取人欄にお父様(またはお母様)のお名前を入れます。
新郎新婦と名字が違ったり、遠いご親戚の方に宛てて送ったりする場合は、
「○○(新郎または新婦の名字)家気付△△(実際の受取人)様」
というような書き方をします。
式場側が受取人を見つけられず、届かなくなってしまうことを防ぐためです。
差出人名
発送する人の名前にします。
新郎新婦の関係によっては、比較的自由な書き方にしてもよいです。
連名や、人数が多い場合は、「・・・一同」とすることも一般的です。
祝電の本文
お祝いの気持ちを伝える文章にしましょう。
相手のことを想った文であれば、きっとお祝いの気持ちは伝わると思います。
各社の文例集を参考にしてもよいでしょう。
祝電の本文における注意事項
披露宴中に大勢の前で読まれることも多いので、
本文には、次の点に気をつけましょう。
- プライベートなことや内輪ウケの内容
- 出席できないことを詫びること
- 「ようやく結婚できた」というような言葉
- 忌み言葉
お祝いの席でみんなが幸せになれるようなメッセージを心がけましょう。
忌み言葉について
忌み言葉(いみことば)とは、結婚式の場において、
使用を控えた方が良いとされる言葉です。
読み方によっては、縁起の悪さを連想させる言葉などが忌み言葉とされています。
【忌み言葉①別れを連想させる言葉】
別れる、切る、切れる、離れる、離婚、離縁、嫌い、帰る、帰す、終わる、終える、破れる、破る、割る、割れる、去る、飽きる、捨てる、冷える、冷める、忙しい、壊れる、壊す、消える
【忌み言葉②再婚を連想させる言葉】
戻る、戻す、繰り返す、繰り返し、再び、再度、再婚、再三、二度、二回
【忌み言葉③不幸を感じさせる言葉】
終わる、終える、破れる、破る、割る、割れる、去る、痛い、痛み、飽きる、捨てる、負ける、病む、病気、冷える、冷める、倒れる、倒産、忙しい、流れる、流す、壊れる、壊す、消える、消す、降りる、滅ぶ
【忌み言葉④同じことを繰り返す重ね言葉】
度々、くれぐれも、皆々様、かえすがえす、重々、いろいろ、またまた、なおまた、しばしば、次々、わざわざ、再三再四、たまたま、重ね重ね、いよいよ、再々
忌み言葉をチェックしてくれるサイトもありますので、
本文を作成したら、利用してみるのもいいかもしれません。
お祝いの文章で句読点は使わない
結婚式に限らず、お祝いごとに使用する文章では、
句読点は使わないのがマナーです。
結婚式の招待状などでも句読点は使わないのが一般的です。
その理由は、句読点自体が「終わる」「切れる」ことを意味しているためです。
忌み言葉と同様に「縁起の悪いもの」という認識を持ち、使わないようにしましょう。
読みやすくするときは、改行や空白(字間)を使って見やすくしましょう。
祝福の気持ちが伝わる電報を
結婚式に行けなくても、電報でお祝いの気持ちを伝えることができます。
離れた場所に住んでいて、普段なかなか会えない相手の場合は、
特に喜ばれるでしょう。
友人の結婚式に祝電を送るときは、かしこまった文面にしなくても、
「おめでとう」という気持ちがこもっていれば問題ありません。
相手が喜ぶことを素直に伝えてはいかがでしょうか。