NTT西日本およびNTT東日本(以下、NTT東西)は、2018年6月21日に、新たに慶祝用電報台紙「刺しゅう電報『鳳凰』」を、2018年7月1日(日)より全国で販売開始すると発表しました。
この商品は、慶事にふさわしい金色の表紙に幸福をもたらすとされる鳳凰の刺しゅうを施した電報台紙です。「就任」や「栄転」といったビジネスでのご利用はもちろん、「結婚」、「誕生日」、「記念日」等、様々なシーンでご利用いただけます。とのこと。
金色の表紙に雪輪紋、梅の花、鳳凰のデザインの箔押しを施しがされており、
中央の窓の中に二羽の鳳凰が羽ばたくさまを刺しゅうで表現しています。
ちなみに、箔押しとは箔押し印刷とも言いますが、金箔、銀箔のメタリックの輝きを持つ箔を、熱と圧力で紙に転写する特殊印刷のことです。 金箔が台紙の表紙全面に貼られていて、非常に高級感と、豪華なたたずまいを感じることができます。
電報台紙の中でも、ひときわ目を引き、お祝いごとを盛り上げる電報なのではないでしょうか。
NTT東西の刺しゅう電報と言えば、先日、「刺しゅう電報『松竹梅(紅)』」を発売開始したばかりですが、違う図柄の刺しゅう電報を発表した形になります。
現在、NTT東西の祝電用の刺しゅう電報台紙は、4種類あります。
刺しゅう「バラ(ハンカチ)」 | 「孔雀」 |
「松竹梅(紅)」 | 「松竹梅」 |
一番高価なものは、「バラ(ハンカチ)」で、バラの絵柄の刺しゅうが入ったハンカチを台紙表紙に組み込んでいます。台紙の価格は、2,500円(税抜き)。こちらは、ハンカチを取り出して使用することができる商品となります。
次に、孔雀が大きく刺しゅうで描かれている「孔雀」。2,000円(税抜き)。
そして、先日発売が開始された「松竹梅(紅)」と、以前より販売されていた白色の「松竹梅」。1,500円(税抜き)となります。
今回発売となった、刺しゅう電報(鳳凰)は、2,000円(税抜き)なので、刺しゅう電報のラインナップに、高価なモデルを追加したことになります。
立て続けに、刺しゅう電報のラインナップを追加した背景としては、VERY CARDなどの、新興の(と言ってももう15年以上サービスをしているのですが)ネット電報会社のシェアがアップしている可能性があるのと、電報の需要が増え、その中でも、刺しゅう電報のニーズが高く、お客様からの要望が多かった可能性などが考えられます。
NTT東西の電報サービスを使用する主要なユーザー層が、電話で電報を注文することの多い、高齢者層が多く、刺しゅう電報のような比較的ベーシックながら高級感のあふれる台紙を要望する人が多いということも考えられます。
フランスでは、3月末で電報サービスが停止されたにもかかわらず、日本ではあらたな電報台紙が立て続けに投入されており、日本での電報サービスの展開に、今後も注目をしたいところです。
概要
商品名 | 刺しゅう電報「鳳凰」 |
電報台紙料金 | 2,000円(税抜)※1 |
受付・配達地域 | 全国 |
受付・配達開始日 | 2018年7月1日(日) |
(※1 別途メッセージを送付するのに電報料(メッセージ料)が必要です。)
NTT西日本のプレスリリース → http://www.ntt-west.co.jp/news/1806/180621b.html