KSGインターナショナルが運営する、e-denpoをご紹介します。
KSGインターナショナルは、ブライダル事業を手がける株式会社レックの子会社です。結婚式には祝電が付き物ということで、結婚式つながりで電報事業も開始されたのかもしれません。
信書送達事業が規制緩和により民間に開放された2003年からサービスを開始していて、比較的長い歴史を持っています。
e-denpoの特長
画像登録サービス
電報に好きな画像を印刷することができます。これにより、会社ロゴ、顔写真、直筆サインなどを電報に入れることができて、世界でたった1通のオリジナルな電報が出来上がります。
利用は無料なので、気軽に利用できます。
使用例は下記のような感じで、今までにない電報を送ることができそうです。
一通送るごとに森を育てる寄付を行う、ECO電報
モンゴルとロシアの国境地帯に広がる永久凍土が、4回の森林火災で林の40%が焼失しました。さらに森林伐採などで砂漠化が進んでいて、地球環境への悪影響も懸念されています。
この森林の再生を目的とした活動である「共存の森づくり」活動に、一通電報を送るたびに寄付を実施してくれるそうです。
電報を送って地球環境の改善にも貢献することができる活動を、e-denpoに見習って、我々も実施したいですね。
14時までの申込みで当日配達(18時まで)が可能
これは後ほど述べますが、全国約300ヶ所の配送ネットワークを利用して、全国当日配送を実現しています。
14時までの申込みで当日配送できるのは限られた電報会社だけなので、非常に価値があります。
本当であれば、式がいつ行われるかは事前に決まっているので、電報の申込みは早めに行ったほうが良いのですが、お葬式の日程を直前になって知ったとか、ついつい後回しにしてしまって時間がギリギリになってしまった。などというとき、当日配送可能であると、大変助かりますね。
コシノジュンコがデザインデザインしたオリジナル電報台紙
シンプルかつ大胆なデザインのオリジナル電報を提供しています。
祝電用に、赤とゴールドを大胆に使用したデザインで「富士」と「きもの」の2種類を準備。弔電用にも「富士」と「雲」という2種類のデザインがあり、モノトーンで荘厳な雰囲気のを醸し出しています。
祝:富士 |
弔:雲 |
アスクルとの提携
2017年12月に、e-denpoは、法人向けネットショップ「アスクル」と提携して、「アスクル e-denpo」の提供を開始しました。
もともとアスクルとe-denpoは、大企業向け通販サービス「SOLOEL ARENA(ソロエルアリーナ)」において、2012年11月より「ソロエルアリーナ e-denpo」のサービスを提供しており、これまで多くのお客様にご利用いただいたことから、中小企業・個人事業主向けのアスクルのお客様にもご利用いただけるよう、サービス提供範囲を拡大することとしたようです。
値段は一緒ですが、アスクルにアカウントを持っている場合は、ユーザー登録の手間が省けて、決済が容易なので、アスクル e-denpoを利用してもいいのではないでしょうか。
https://www.askul.co.jp/before_login/koto/edenpo/
e-denpoは、ソロエルアリーナとの提携からも分かる通り、もともと法人向けのサービスに注力し、安定した収益を得ていたのではないかと思われます。
企業では、従業員に家族のご不幸があったときは、お葬式に電報を送りますので、かなり多くの電報の発信が安定的にあります。そこを狙うというのは、事業の安定化に大きく貢献できると思われます。
最低料金
個人利用と法人利用で、利用料金が異なります。
- 個人利用 1,250円(税抜き)
- 法人利用 1,000円(税抜き)
最低料金で利用できるベーシック電報の台紙デザインは、祝電 6種類、弔電 4種類、用意されています。
配送時間
配送時間は、14時までの申込みで、当日18時までの配送が可能となっています。
これは実は VERY CARDと同じです。VERY CARDと同じ配送ネットワークを使用しているのかもしれません。
一部のぬいぐるみ電報などは対応していませんが、
- 朝8時までの申込み →当日11時までにお届け。
- 14時までの申込み →当日18時までにお届け。
と、ほぼ最短レベルの配送時間を実現しています。
VERY CARDの紹介はこちらです。
まとめ
e-denpoは、ネット電報サービスとして、配送時間に強みを持っています。14時までの申込みで当日18時までの配送が可能です。これは、D-Mail(NTT東西)と、レタックス(日本郵便)の次に短い時間です。
VERY CARDと配送時間が同じなので、同様の配送ネットワークを利用しているのかもしれません。
台紙のラインナップは一般的ですが、ほぼすべてのジャンルを網羅していますので、e-denpoで送る場合に困ることはないと思います。
アスクルと提携をしていて、申込みをアスクルのサイトから実施できるので、中小企業や個人事業主の方が利用する場合は、決済も一括となり便利だと思われます。
また、法人向けの場合は費用が250円くらい安くなっているので、法人向けに力を入れているのではないかと思われます。
ベーシックな台紙の種類も、祝電6種類、弔電4種類と豊富にあります。これは、法人向けに力を入れているためかもしれません。