バチカン市国が運営する、カトリック系列の宗教を広報するバチカン放送局のWEBサイトで、
「ローマ教皇がギリシャの森林火災の被災者にお見舞いの電報を送った」とのニュースが報じられていました。
アテネの近郊で、7月23日に発生した大規模な森林火災は、50人が死亡、150人以上が負傷する惨事となっていますが、
教皇は、火災の犠牲者らの冥福を祈る電報を送ったようです。
記事の原文はおそらくコチラだと思うのですが、
Pope Francis has sent a telegramme expressing his sorrow to all those affected by raging wildfires in Greece and assuring his prayers for the deceased.
と書かれていて、telegramme(=電報)の表現が使われています。
記事からは誰に送ったのかは明らかではなかったのですが、手紙を送ったのではなく、電気的な手段でメッセージを伝えたということなのだと思います。
お見舞いや哀悼の意を伝えようとするときは、電報が望ましいと言えると思います。
ところで、ローマ教皇はこの他にも世界各地で発生した災害に対して、弔意の電報を送られているようです。
ラオスで23日にダムが決壊して少なくとも26人が死亡し、131人が行方不明になった事故が発生しましたが、
これに対して、ローマ教皇は、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、ラオスの行政当局および教会関係者に宛て、犠牲者を悼むメッセージを送られたようです。
また、先日、日本で発生した西日本豪雨に対しても、お祈りをしていただいているようです。
外務省でも認識していて、お見舞いメッセージをいただいた国・地域・国際機関のリストにも、バチカンの名前があります。
東日本大震災のときは、お見舞いの表明と、ローマ教皇から天皇陛下に向けてメッセージがあったと記録されていました。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/saigai/pdfs/omimai.pdf
ローマ教皇からのお見舞い、感謝申し上げるとともに、復興に向けて皆で協力して進めていきたいですね。